No Record! No Life!

ついに我が家にレコードプレイヤーがやってきた。というか買ってしまった。
最近たまにShing02とか聞いてて、きっとShing02って本当のヒップホップ好きからしたら「えぇ今更?ちょっとそれはないよ」的なポジションかもしれないんだけど(ロックンロールでいうとオアシスとか?よくわかんないけど)僕はヒップホップ全然分からないので、Shing02降神くらいしか聞かないのでまあしょうがない。とにかく彼とかしょーくんが「ソウル!ジャズ!ファンク!」とか言っててうわ超かっこいいな、と思うし、もし「ソウル!ジャズ!ファンク!」とか聞くのにCDはありえないでしょ、と思い始めたり、友人のうちとか行ってレコード置いてあるのとか見てやっぱそれは僕にとってはたいそうかっこいいように見えるしずっとレコードプレイヤーが欲しくて買ってしまった。
それで一番最初に買うレコードはずっと前から決めていて、結論から言うと、Warの『The Music Band』というレコードを買ったんだけれど、なぜWarかというと、もちろん『世界はゲットーだ!』をCDで聞いてはまってしまったからのはそうであるし、というか僕の愛してやまない曽我部恵一が以前敬愛するバンドとして名前を挙げていて、彼の下北沢のお店『City Country City』はWarの曲名ですらあるのだ。だとしたらレコードで一番最初に聞きたいのは絶対にWarで、実際買った。きっと将来の自伝とかで「はじめて自分で買ったレコードは」みたいな話とかするときに大切な思い出となっているのだろう。
そして僕は家に急いで帰り、レコード盤をプレイヤーにおき、針をのせる。ジジジとこすれたような音、そして音楽ははじまる。途端に世界の色が変わる。これはほんとやばい。泣ける。なんていうか初めてビートルズビーチボーイズを聞いたときのような感覚(もう10年くらい前かなあ)に襲われる。Warがいいのかレコードがいいのか、もはや音楽の前に理性すら失った僕には判断はできないのだけれども、もしかしたら、というかきっと、生まれたときからそこにCDがあった僕らは不幸なのかもしれないな。
いいものはなくならないんだ。だってiPodの影響でCDはどんどん売り上げ下がってるらしいのだけれども、レコードは今でも売り上げ徐々に上げてるんだって。すごいよなあ。iPodはきっと新たなすごい何か、が現れたらMDのように一気に消えてしまうだろうけれども、レコードはなくらないでほしいな。最近iPodにも飽きてきたし。僕の部屋は散々CDが積まれていて、今でも週5枚ペースでCDを買うので増え続けていたのだけれども、きっとCDはどんどん聞かなくなっていきそうな気がする。少なくともブラックミュージック(ソウル!ジャズ!ファンク!ヒップホップ!)はもうCDでは聞かないだろうし、あと80年代以前のロックンロールもCDで聞かないだろうな。とりあえずビーチボーイズキンクスをレコードで買おう。

War-The Cisco Kid

あーだめ、これ最高。やばすぎる。

Music Band 1 & 2

Music Band 1 & 2