僕の涙は人より早く枯れるのだろう

<映画>

a)第七天国(フランク・ボゼージ)
b)サンライズF・W・ムルナウ

サンライズ』がフィルムで見れるなんて、ありえないくらい最高なのは当然で、それはもちろんありえないくらい最高だったので、ものすごい幸せ。それにしてもジャネット・ゲイナーはもはや無敵の美しさで、美容院で嫌がってそんで最後でああ、って感じで結局何度見ても僕はこの映画で泣くのだ。
それにしてもあまり期待していなかった(というよりサイレントで120分重いな、とゆー感じ)『第七天国』がまたとにかく素晴らしく、ジャネット・ゲイナーが初めてキスされて、「勘違いするなよ」と男に言われたあと見せるあの表情は、まさに『キングス&クイーン』の中国女の見せる表情のあれ(男性病棟と女性病棟に別れてると子このドアを開けた後のあれね!)で、それでとにかく何度もおいおい泣いて、結局見終わった後は「チコ、ディアンヌ、ヘヴン」(時計、顔顔顔!)と小踊りながら帰りましたとさ。
それにしてもみんなちゅっちゅちゅっちゅしていてたいそううらやましい。今日の二本とか『スージーの真心』とか、もちろんケーヤんちで見たデプレシャンとか『ロード・オブ・ドッグタウン』とか見てると、結局映画なんて見てる場合じゃなくて恋をしなければならないのだ僕は!と、いいつつ明日は愛しのリリアン・ギッシュが見られるというのだから、シネリリアン副代表としてはアテネに行かないわけがなくて、もう楽しみで眠れない!あー楽しみ!リリアン・ギッシュが好きすぎる!これは恋か、恋だな。
恋といえば、ぼくは「デートしましょうよ」とそこまでは言えてしまうのだが、それは意識してないおともだち限定だと最近わかって、「デートしましょうよ」と打てない彼女に対しての思いはもしかしたら恋なのかもしれないね。早くパトちゃん帰ってこないかなあ。