パーティー一直線!!!

<映画>

a)僕と祭で会わないかい(ダグラス・サーク
b)THE FRENCH KISS 2(玉城陽子)
c)翼に賭ける命ダグラス・サーク
d)イミテーション・オブ・サーク(千浦僚)

まるでパーティーのことしか考えられない最近のがるぼるは、今日のために生きてました。映画秘湯さんの上映会。サーク!!サーク!!!!
というわけでタイトルからパーティーな『僕と祭で会わないかい』がとにかくとっても良くって大興奮でほんと最高。至福。絶頂ですよ絶頂。メロドラマとか結局定義がよくわかんないけど(千浦さんごめんなさい笑)、サークはパーティー映画の神様だと思う。映画に字幕なんて必要ないことを実感。マリー・アントワネットみたいなパーティーがしたい。もうパーティーorダンスシーンのない映画なんて犯罪だと思う。映画を撮る意味がない。だからもうそんな映画なんて見ない!(わかってると思うけどパーティーとかダンスって文字通りの意味ではない。例えば『キングス&クイーン』で言うと、冒頭のムーン・リバーが流れエマニュエル・ドゥヴォスが歩いてくるシーン、そして彼女が電話するときの手の動きは間違いなくダンスシーンであるし、マチュー・アマルリックが初めて登場するシーン、ヒップホップが爆音で流れてるとこはれっきとしたパーティーシーンなのである。もちろん女が開催するパーティーもね。)
これと『翼に賭ける命』(こっちは途中で話がよくわかんなくなった笑 シネスコで見たい!!)と実はもう1本上映されたのだが、それが(決して好きではないとしても)もの凄く凄い映画だったのでとにかく衝撃。
この映画を見ていて思ったのは、つまり行為が規制されているからこそ、その行為に対して真に向き合えるのであり、初めて本当の情熱を向けられるのだということ。死の可能性すらもより情熱を燃やすきっかけとなる興奮剤に過ぎない(例えば、戦時中、治安維持法下における反政府組織の結成活動や禁止された学問を学ぶ行為のセクシュアリティを想像してみて欲しい。その熱情こそ真に美しい。もっとわかりやすく言えば親に隠れて初めてエロ本を読んだときのあの興奮を思い出せばいい)。そんな感じのテーマも関連するシーンがあったから、そう思ったのだが、今思えば今日の隠された3本目の映画を見たという行為もそれと同じセクシュアリティがあったのではないか。その行為が禁止されているからこそ、観客は一体となり映画を見る時間を真に共有し、いつしか観客であったはずの僕らが映画の出演者であるかのような錯覚でさえも起こさせる。今日はいつしかのアテネでの黒沢清上映会を想起させる程の混み方で、ROUND2すらも凌駕した気もするくらいだったため、もしかしたら次は地下を脱出するのではないかという気もするのだが、やはりこれは地下映画で行われるべきだと思う。とにかく本日の6時〜は日本で一番熱い空間があの地下上映会だったろう。最高の体験。
というわけで映画秘湯様ありがとうございます。次回の二本も心から楽しみにしております。なんかまずいこと書いてたら消しますゆえお申し付け下さい。あと飲み会行けないでごめんなさい。単位が本格的に…