クリスマスもいいことあるじゃん

garuboru2006-12-17

<映画>

a)処女の寝台(フィリップ・ガレル

a)これと『救助の接吻』だけは何としても見逃したくなかったのだが、まさかの日にち勘違いで『救助の接吻』を見逃す。ありえん。
世界で一番美しいフィルム『孤高』を撮ることのできるガレルは最高の美しい瞬間をいくつも撮っていて、そのいくつかを僕らは『処女の寝台』でも体験できるのだが、そのひとつである男が煙草を草原で吸うシーンの後突然映像が切れる。映写機は最初から変わらず音を立てカラカラと回り続けている。一瞬故障かと皆が振り返る。すると再び表れた映像でイエスが血を流している。僕はその一瞬の間に『FINISH』という文字がスクリーンに浮かんだのを見る。あれは幻だったのか。僕はゴダールの『ウィークエンド』のラストシーンを思い出す。「終わり」の暗示。『ウィークエンド』は1967年、『処女の寝台』は1969年。



高田馬場リバティの閉店セールでビデオ・DVDのレンタル落ちを購入。最近映画サークルの間で話題になっているようで、いつ行っても映画サークルと会うのであまり行きたくないのだが、きっと日曜日は学生も少なく、しかも補充は多いという確信で行ってみたら大当たり。手つかずでザックザクの宝物から選ぶことが出来た。あまりにもいいものが多すぎて最初1周したら7万円分くらいビデオを買いそうになってしまい、しかし5千円しかなかったので条件をいくつか加え泣く泣く切りつめる。
1)DVDが安く買えそうなものは諦める
2)ヒッチコックは諦める50本くらいあって無理
3)ジョン・フォードは諦める20本くらいある
4)ウディ・アレンは諦める40本くらいしかも100円多い
5)てゆうかヌーヴェルヴァーグをほとんど諦める
こんなことしてたらしょーくんのアレを思い出す。まあ100円じゃないし個人だし↑この条件付けを許して欲しいと思う。大体映画サークルの方は何をしてるのなぜウディ・アレンが全く減らないの!!約5日間くらいの間!!
結果イーストウッド、ルビッチ、ベッケル、リヴェット、ゴダールファスビンダーオリヴェイラジャ・ジャンクー森崎東中島貞夫とWHOのライブビデオをセレクト。満足満腹満喫金欠。


ニュース!!というか嬉しくて報告したいことが!!クリスマスですよクリスマス!別に彼女出来た!とかそういうことを報告できないのが残念なのですが、とりあえずここを見て。
そう『ノエルに見たい9つの愛の物語』と称して(何がノエルだばっきゃろ−!)、横浜赤レンガ倉庫(赤レンガってのあの伝説のデートスポットの!?上映環境大丈夫なの?)で、12/19(tue)11:00〜ラリユー兄弟の『運命のつくりかた』見れますよー!!!!!あの『描くべきか愛を交わすべきか』のラリユーですよ!もう俺が大好きな映画なんで、是非みんな見に来て下さい!しかも主演は『キングス&クイーン』のマチュー・アマルリック!!日本じゃDVD化されてないのでめったに見る機会ありませんよ見たことある人もない人もとにかくこの日は横浜までお越し下さい。ひとりだって大丈夫、おいらもひとりで行きますよ笑 もうトーマツコンサルティングセミナーなんてぶっちですよ笑 つうわけでみなとみらい愛!!