誕生日裏事情

映画

a)魂を救え!(アルノー・デプレシャン)★★★
b)そして僕は恋をする(アルノー・デプレシャン)★★★★

6/3は授業とか終わった後、超楽しみにしてたベルセバことBelle & Sebastianのライブに参戦。品川プリンスは外人がいっぱいたぜ。ライブは一曲目からぶっ飛ばされる。ベルセバむっちゃかっこいい!!「The State I Am In」も生で聴けるし。俺も白パンツにボーダーのシャツをインが似合うような男になりたい。くねくね踊りしまくろ。Kちゃん、ほんといろいろありがとう!!
そんでそのままアルノー・デプレシャンのオールナイトへ向かう。池袋シネマ・ロサ。映画館に着くと、だめ〜なオーラをぷんぷん発している若者たち(相方のダメ男Jも、煙草すってる姿は馴染んでいた)が結構いっぱいいたので、まだ日本も捨てたもんじゃないな、と嬉しくなる。デプレシャンでこれだけ入るなら映画配給目指してる者としてはモチベがあがるよね。決して青山真治黒沢清の来るトークショー効果じゃない!(と思いたい…)しかし、青山真治黒沢清トークむっちゃ面白い!やっぱ映画まつりに呼びたいのはこの人たちだわー。
そしてトークショーの途中に21歳になる。相当切ないっつの!!Fくんもきていたのだが、かつてヴィム・ヴェンダースとともに誕生日を迎えた彼に「俺は黒沢清青山真治とともに誕生日を迎えたぜ」と愚痴る。「悲しいなぁ、こんなのやだなー好きな女の子と一緒がよかったなぁ」とかひたすら愚痴ってると、「僕はヴェンダースがいてくれる方がいいですけどね」と強烈な切り返しをされる。そうゆうところが、俺がFくんに完全に負けてる部分なんだろうなと、尊敬と敗北の念を感じる。

樋口泰人さんもトークショーで話してくれたのだが、やっぱり俺は樋口さんをむちゃくちゃ尊敬している。特に就活が目前に迫った今、配給を目指すには、ひどく自分が映画好きすぎることと向き合い悩んでいることが多いからだ。ふつうのお客さんが、面白いと思うような映画が正直面白いと思えることが少ない。映画館に映画をかける身としては、これほど不適合なことはない。配給の就活では、きっと自分に嘘をつき、全然好きじゃない映画を好きですとか言っているかもしれない自分が存在するんだろうな、ということを考えると、やっぱり進むべき道を考え直さなきゃいけないのかもとひどく悩む。大学院行こうかな、とかも最近よく考える。そんなとき樋口さんのような人が前にいてくれるということ、これがどれほど救いになっているか、ってことだ。自分ひとりで自分が本当に見て欲しい映画を配給する、彼の生き方は本当にかっこいい。できることならば彼に今後の自分について相談したかった。ま、彼の話を聞いて、やっぱりもうちょっと頑張ってみようと思えた自分がいるから、良い誕生日の迎え方だったんじゃないだろうか。
ミクシィの方にも書いたが、祝ってくれた人、ありがとう。